第6回 小学館ライトノベル大賞 ルルル文庫部門 入選者発表! 名前と作品名をクリックするとあらすじが読めます。

 賞金200万円 
該当作なし

 賞金100万円 
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 賞金50万円 
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 賞金30万円 
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総評:大枝倫子(ルルル文庫編集長)
 第6回小学館ライトノベル大賞ルルル文庫部門にご応募いただいた皆さん、どうもありがとうございました。応募総数279点のうち、一次通過32点、2次通過5点、そして最終審査の結果4点が授賞の運びとなりました。
まずはルルル賞と読者賞のW受賞となった「バルベスタールの秘婚」。洒落ていました。乙女の夢が詰まってました。没落名家のお嬢様が王子と「契約結婚」をしたはずが、いつしか本当の恋にという王道シンデレラストーリーで、思わず夢中になって読んでいました。洒落た会話のやりとりが軽妙でうまく、エピソードのセンスも良い。惜しいのは、描写ができていないこと。どんなところに居るのかなど、わかりません。せっかく洒落た物語なので、読者がうっとりするような状況が思い浮かぶような描写をもっとしてみましょう。素敵な夢と恋がいっぱいのヨーロッパ映画のような世界に、もっと読者を誘うことができるはず!
 次に優秀賞「お針子人魚姫メロウ〜吸血鬼の花嫁衣裳〜」。可愛くて面白かった。仕立屋になりたい人魚の少女メロウの夢にひたむきな気持ちが伝わってきました。構成はまだまだ散らかっていて再考しなくてはならず、唐突な登場人物が多いのもこれからの課題ですね。ただ、主人公メロウの気持ちを軸として物語がつくってあるので、ラストまで一気に読めます。読者に「主人公の気持ちをきちんと追わせる」というのは、とても大切な物語の作り方です。当たり前のことなのですが、意外と難しいものなのです。才能を感じました。エピソードや登場人物の要・不要をきちんと整理しながら、もっと積極的に恋を描いてみましょうか。読み手を更にキュンキュンさせてみましょう! 余談ですが、メロウにくっついてるカエルは秀逸。可愛すぎます。
 最後は奨励賞の二本です。「人魚姫」はアンデルセンの人魚姫を踏襲しながら、勢いのある楽しい作品でした。前半部分の話の進みが悪いので、構成を考え直してもっとテンポを上げてお話を展開しましょう。クライマックスの盛り上がりはよかったです。文章はうまいのですが、情景が浮かびにくい。あとキャラクターやエピソードに、もう少し作者らしいオリジナリティがあるといいかと思いました。がんばりどころですね! ラストは「レポクエ−赤点勇者とふゆかいな仲間たち−」。ニ時間一気読みの楽しさでした。クエストをテンポよく楽しませながら、キャラもユーモラスで良かった。しかし、主人公の少女ソラを始め、容姿の描写が足りない。どんな子を思い浮かべて読めばいいのかな? ちゃんと書いておきましょう。タイトルのとおり「仲間」がキーワードで、彼らの絆はうまく描けていました。しかし、恋不足は大問題。恋と冒険は乙女のたしなみ!なのです。クエスト同様、恋もドキドキに描いてみましょうか。
 さて、受賞者の皆さん、デビューを目指していきましょう! 作家になるのに、賞の違いは関係ありません。今、受賞者のみなさんは一斉にプロ作家のスタートラインに立ったのです。本当の勝負はこれからです。編集部も一緒に頑張っていきますので、よろしくお願いいたします。読者の皆さんも、受賞者のみなさんの作品が本になるのを楽しみにお待ちくださいね!
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